
任意後見制度のゴール
任意後見制度の3類型についてご理解いただいた後、「具体的に何をすればよいのか」というご質問をいただくことがあります。任意後見制度の最終的なゴールは、当事者様の意思と尊厳を最大限に尊重しながら、安心して暮らせる生活基盤を確保することです。具体的には以下の実現を目指します。

01
自己決定権の保護
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当事者様が自らの意思で決めたことが、判断能力が低下した後も尊重されます
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財産管理や医療、介護に関する希望が契約に基づいて実現されます
02
継続的な生活の質の確保
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慣れ親しんだ環境での生活継続をサポートします
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当事者様の好みや習慣を尊重した日常生活を維持します


03
権利侵害からの保護
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詐欺や悪質商法などの被害を未然に防ぎます
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虐待やネグレクトなどの権利侵害から守ります
04
スムーズな財産管理
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資産の適正管理と必要な支出の実行を確保します
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将来的な資金計画に基づいた安定した生活を実現します

具体的な行動ステップ
任意後見制度を活用するための具体的な流れをご説明します。
無料相談(約60分)
まずは当オフィスで無料相談をお受けください。現在の状況や将来の不安、どのようなサポートを希望されるかなど、じっくりとお話をうかがいます。
最適なプランの選択
3つの類型(将来型・移行型・即効型)の中から、当事者様の状況に最も適したプランをご提案します。特に以下のポイントを重視してプランを選択します。
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将来型が適している方:現在は判断能力に問題がなく、将来に備えて準備したい方
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移行型が適している方:現在から見守りサポートを受けたい方、緊急時の対応が必要な方
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即効型が適している方:軽度の認知症など、判断能力が少し低下している方で、すぐにサポートを受けたい方
契約内容の詳細設計
当事者様のご希望に沿って、具体的な契約内容を設計します。
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どのような財産をどう管理するか
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医療や介護に関する希望
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任意後見人への報酬
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任意後見監督人の選任申立てのタイミング
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その他重要な希望事項
公正証書の作成
当オフィスが公証役場との調整を行い、公正証書による契約を締結します。公正証書作成の際には当オフィスが同行し、スムーズに手続きが進むようサポートします。
契約後のサポート
契約類型によって異なるサポートを開始します。
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将来型:契約書類を安全に保管し、必要に応じて内容を見直します
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移行型:見守り契約に基づくサポートを即日開始し、状況変化に応じて任意後見への移行準備を行います
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即効型:すぐに家庭裁判所への任意後見監督人選任申立てを行い、正式な任意後見業務を開始します
継続的なモニタリングとサポート
定期的な面談やご連絡を通じて、当事者様の状況変化を把握し、最適なサポートを継続します。必要に応じて契約内容の見直しも行います。






当オフィスならではの強み
よくあるご質問
Q1: 費用はどのくらいかかりますか?
契約類型や内容によって異なりますが、初回相談は無料です。詳細は「報酬額表一覧」ページをご覧いただくか、ご相談時にお見積りをご提示します。
Q2: 親族に任意後見人になってもらうことはできますか?
もちろん可能です。親族の方と当オフィスが連携するプランもご用意しています。親族間での意見の相違や将来的な負担を考慮し、最適な形をご提案します。
Q3: 契約後に内容を変更することはできますか?
当事者様に十分な判断能力がある間は、契約内容の変更が可能です。定期的な見直しも含めたサポートを行っています。
Q4: 任意後見人の監督はどのように行われますか?
任意後見監督人が家庭裁判所から選任され、任意後見人の活動を監督します。これにより、当事者様の権利が守られる仕組みになっています。
Q5: 現在すでに判断能力が低下している家族がいます。任意後見制度は利用できますか?
契約に必要な判断能力が著しく低下している場合は任意後見契約が難しい場合があります。そのような場合は、別の支援方法をご提案いたします。まずはご相談ください。
次のステップ
任意後見制度を通じて安心な未来を実現するための第一歩は、専門家への相談です。当オフィスでは、無料相談を通じて当事者様の状況を丁寧にお聞きし、最適なプランをご提案いたします。将来への不安を解消し、ご自身の意思が尊重される仕組みづくりを、ぜひ当オフィスにお任せください。